【牡羊座】即決断！即行動！後ろを振り返らず突き進む星座
12星座のトップバッターである牡羊座は、決断力に優れ、行動力が抜群に高い、パワフルな星座です。
後ろを振り返らずに突き進む勇敢な姿に、憧れを抱く人も多いでしょう。でも「私は牡羊座じゃないからそんな能力はないし、関係ないよね」と思う人もいるかもしれません。
実はあなたが知っている自分の星座は、ほんの一部だということを知っていましたか牡羊座ではない人も、自分の出生図であるホロスコープを見ると、牡羊座の要素は必ずあります。
自分に秘めたる牡羊座は、いったいどのような星座なのか？
一言では語れない牡羊座の魅力を、たっぷりお伝えします。
ホロスコープであなたの牡羊座を見つけよう
まずは、あなたのホロスコープを用意しましょう。ホロスコープとは、あなたが生まれた瞬間の空の様子を記録した、天体図のことです。ホロスコープの出し方や概要について、詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてくださいね。
ホロスコープについて、ここでも簡単に説明しておきましょう。
ホロスコープには、太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星の10個の天体があり、それぞれに星座があります。
雑誌やテレビの星占いで使われている星座は太陽星座なので、太陽星座しか知らない人が圧倒的に多いと思います。実は、太陽以外にも9つの天体が、太陽とは別の星座を持っているのです。
だから、あなたが牡羊座でなくても、ほかの天体が牡羊座であることは十分に考えられます。たとえほかの天体が牡羊座でなくても、あなたが活躍できるエリアを示す「ハウス」という領域で、必ず牡羊座はあります。
このように、あなたのホロスコープを出すことで、自分の中にある牡羊座を自覚できます。今は詳しい意味はわからなくてもいいので、自分の中にも牡羊座の要素はあるんだ、と自覚できればOKです。ホロスコープを確認できたら、まずは牡羊座をあらわすキーワードから見ていきましょう。
牡羊座をあらわすキーワード
行動力抜群・正義感が強い・新しいことが好き・純粋・群れない・負けず嫌い
牡羊座のエネルギーを象徴するキーワードを並べてみると、とても情熱にあふれたパワフルな星座であることがわかりますね。お尻にボッと火がつくと、すごい勢いでそのまま前に突き進んでいく。簡単に言うと、そんな星座です。
I am.｜我あり
牡羊座をあらわすキーフレーズとして、「I am.（我あり）」という言葉があります。これは、12星座がしばしば人の一生にたとえられることに由来しています。
牡羊座は12星座のトップバッターなので、人にたとえると、生まれたての赤ちゃんです。お母さんと一心同体の状態から切り離され、はじめて自分の存在を認識したばかりの赤ちゃんは、自分を成長させる旅に出ます。
赤ちゃんは、生まれたばかりでまだ何もできません。でも、抱っこしてほしい、お腹がすいた、眠たい…そんな自分の存在や欲望を、泣き叫んで周囲に知らせることはできます。
だから、そんな赤ちゃんのような牡羊座は、大きな世界に対して「自分はここにいる！」と叫ぶことで自己主張ができる星座なのです。それが、牡羊座のキーフレーズである「I am.（我あり）」という言葉の意味につながってきます。
牡羊座の特徴
自分はここにいる！これがやりたい！新しい世界を知りたい！
こんな情熱を持った牡羊座は、具体的にどのような特徴として表にあらわれてくるのでしょうか？ここでは以下6つの特徴を紹介します。
①行動力が抜群に高い
牡羊座の行動力は、非常に高いです。「これやってみたいな」と心を動かされると、すぐに決断して行動に移します。
少し時間をおいて冷静に考える、といったことはしません。即決断、即行動が、牡羊座の基本。やり始めたら、燃料が尽きるまで突き進みます。
そんな牡羊座の行動力は自分事に限らず、仕事でもプライベートでも頼りにされること間違いなし。周囲を引っ張ってくれる、頼もしい存在になれるでしょう。
②新しいことが大好き
牡羊座は、とにかく新しいことが大好きな星座。新しい知識、新しい挑戦、新しい場所、新しい出会い…現状から飛び出せるような、新しい刺激を常に求めています。
今までにない方法や分野で活躍し、パイオニアとして新天地を切り開いていく。それが後に続く者たちのためになる。そんな生き方が人生の使命となる人もいます。
ここまで大げさでなくても、牡羊座の要素を強く持つ人は、馴染みのあることよりも新しいことをやっているときの方が、ワクワクして幸せを感じる人が多いでしょう。
③純粋で正義感が強い
生まれたての赤ちゃんのようにまっさらな心で世界をとらえる純粋さも、牡羊座の特徴です。自分の気持ちに正直で表裏があまりない性格は、周囲の目には素直さや素朴さとして映るでしょう。
また、自分の心に正直なため、物事の善悪もはっきりと主張します。自分の内にある、純粋な炎のような「正しさ」が、牡羊座の正義感なのです。正しくないと感じることに対しては、ストレートに反論して相手と闘います。
でも、牡羊座の闘いには悪意や濁った感情はありません。あくまで、自然に思ったことを伝えているだけなので、結果的に嫌な感じの会話にはならないところが、牡羊座のすごいところ。
自分の正しさを主張したあとは、さっぱりと後腐れがありません。友達や恋人とは、ケンカしながら仲良くなるタイプが多いでしょう。
④負けず嫌いで1番が好き
牡羊座は競争心が強い星座です。戦いの場においては、1番でなければ意味がないと思っています。誰かに勝ちをゆずったり、妥協することは、牡羊座の世界ではありえません。
こんな負けず嫌いで1番が好きな性質は、牡羊座を支配する惑星、火星が関係しています。
12星座にはそれぞれ、支配星という星座を支配する惑星があてがわれているのですが、牡羊座の支配星は、闘いの星である火星。闘いの神様である軍神マルスが守護についているのです。
だから牡羊座にとって、闘いは自然とできてしまうもの。周囲と協調するよりも、闘うことを望みます。内なる情熱をすさまじいエネルギーに変えて、1番を取りに行くのです。
⑤ひとりが好きで群れない
牡羊座は基本的にひとりで突き進みたいタイプです。周囲の意見を聞いて自分の意見を変える必要はないと思っています。
牡羊座は自分が生きていることそのものを肯定しているので、自分が他人の目にどう映るかということは、あまり考えません。だから、人と群れずにひとりで行動できる強さを持っているのです。
とはいえ、仲間がいないのかといえば、そんなことはありません。自分と志を同じくする仲間がいれば一緒に行動することもあるし、自分に足りない部分は素直に頼ることができます。そこに、無用な馴れ合いがないだけなのです。
⑥熱しやすく冷めやすい
牡羊座は一気に全力を出すので、そのぶん燃料が尽きるのも早い傾向にあります。つまり、熱しやすく冷めやすい性質を持っているということです。みんなのやる気が高まってきたときに、牡羊座のやる気のピークは終わっていることも。
でも、瞬間的に最大出力を出せるのが牡羊座のいいところなので、冷めてきたあとは物事の継続が得意な星座に任せればいいのです。牡羊座の瞬発力を理解してくれる環境に身を置くことが大切です。
牡羊座が得意なのは、企画の初期段階のアイディア出しや火付け役といった、物事をスタートさせる仕事。熱しやすく冷めやすい性質をうまく活かせます。
情熱あふれる牡羊座を形作る「火×活動宮」
牡羊座はなぜ、こんなに情熱があふれて行動的な星座なのでしょうか？その理由は、牡羊座は火のエレメントに分類され、活動的な行動パターンを取る星座だから。少し専門的な内容なので、簡単に説明しますね。
まず、12星座は火・土・風・水の4種類にわけられます。この火・土・風・水を、エレメントと呼びます。牡羊座は、情熱や直観を司る火のエレメント。火のエレメントは、自分の心で燃えたぎる信念にしたがって行動する性質を持っています。牡羊座のほかにも、獅子座と射手座も同じ火のエレメントです。
次に、エレメントとは別に、星座は活動宮・固定宮・柔軟宮の3区分にもわけれられます。牡羊座が属する活動宮は、新しく物事をスタートさせるのが得意。季節の始まりに位置する星座が、活動宮に分類されます。牡羊座以外では、蟹座・天秤座・山羊座が同じ活動宮です。
このように12星座は、エレメントや3区分によって、それぞれの性質が決まっています。同じ火のエレメントでも、牡羊座と獅子座は3区分が違うので、その性質は大きく変わります。
情熱と行動力を合わせ持った「火×活動宮」の星座は、牡羊座のみ。こうやって星座を分解して考えると、より星座への理解が深まるので、頭の片隅に覚えておいてくださいね。
牡羊座の神話｜ゼウスにつかわされた黄金の羊
より牡羊座の世界観を深めるには、ギリシャ神話も欠かせません。
そもそも、どうして羊が12星座になったのか、不思議に思ったことはありませんか？実は、ギリシャ神話が元になっているんです。
昔、ギリシャのテッサリアという地域に、王と王妃、そして2人の子どもがいました。毎日楽しく暮らしていましたが、ある日、王が2番目の王妃を迎え入れます。
2番目の王妃は、2人の子どもを殺そうと画策。その計画を知った1番目の王妃は、神々の王ゼウスに、子どもたちを助けてほしいと祈りました。
あわれに思ったゼウスは、黄金の羊をつかわします。羊はあっという間に2人を救出して、空の彼方に速く飛んでいきました。この功績をたたえて羊が星座に加えられ、牡羊座が誕生したと言われています。
羊の俊敏さやスピード感、そして2人を助けるんだというまっすぐな思いが、現代の牡羊座の解釈として受け継がれています。このような熱い信念をもとにスピード感をもって突き進むことが、牡羊座の世界観なのです。
まとめ
今回は、12星座のトップバッターである牡羊座についてご紹介しました。牡羊座の揺るがない信念や目標に向かう情熱は、誰のホロスコープにもそのエネルギーを内包しています。
でも、具体的にどうやって牡羊座のエネルギーを自分の人生に活かせばいいのか、わからない人も多いのではないでしょうか？
「牡羊座があるけど、自分では牡羊座らしさが感じられない」「牡羊座だけでなくて他の星座もあるけど、うまく使いこなすには？」など、たくさん疑問が出てくることでしょう。
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ライター紹介
みのり
2022年度卒業生。星読みライター。夫の転勤や出産などライフイベントが重なり今後の方向性に迷っていたところ星読みに出会い、魔法の星読み学園に入学。3か月後にはライターとして独立し、自分の能力を活かした仕事で充実した毎日を送れるように。星読み学園で得た知識と経験をもとに、星読みの楽しさと奥深さをもっと多くの人に伝えるべく活動中。
